自己評価考

仕事とは関係なく、最近した友人知人とのおしゃべりで気になったことがある。

それは、私なんてどうせ…という自己評価の低さを示す言葉である。

謙遜もあるだろうし、表現としてその方がその場にフィットすることも少なくない。

 

ただ本心として自己評価が低いのであれば、それは相当な問題であると思うのだ。

私だって、ゴージャスな女性をエスコートしようとすれば自信がないかもしれない。

普段は着るものに頓着ないし、高級外車も持っていない。

決して目鼻立ちが整っているわけでもないし、スラリとした背格好でもない。

それでも、じゃあアイディアで何とかすればいいじゃないか、と思うのだ。

話すことでも行動でも、考えることは嫌いじゃない。

 

私も自分の自己評価が根拠なんて何もないことを自覚しているが、それでいいと思う。

自分のことを面白い人間だと思って生きているし、それで誰に迷惑をかけるわけでもない。

自分のことを自分が好きになってあげないと、なんてありふれた言葉を言うつもりはないが、自分のいいところを伸ばしていさえすれば、誰だって何か素晴らしいところがあるはずだ。

 

別にいま何もないというのなら今から探せばいい。

ちょっとこれは見たことないな、という名物料理を出すお店を知っているだけでも。

お城の魅力を知っているだけでも。

それだけで人は自分に自信が持てるし、持って良いと思う。